私は、横浜市に住む50歳の女性です。フラワーアレンジメントを仕事にしたいというのが夢で大好きなアーティストの方のフラワーアレンジメント教室に通った時の体験をお伝えします。今も、たまにお付き合いさせていただいていますが、人生のなかでとても勉強になった時間でした。
フラワーアレンジメント教室に通うようになったきっかけ
20代の頃からフラワーアレンジメントを仕事にしたいという思いがありました。また、以前からものすごく好きだったフラワーデザイナーやフラワーアーティストの方に直接会って、フラワーアレンジメントを習ってみたいというのが正直な気持ちです。
たくさんのフラワーアレンジメント教室やスクールがあるので選ぶのも一苦労です。やっぱり、憧れのデザイナーやアーティストにの方に影響を受けた事が一番の理由になりますので、その方の作風のエッセンスを自分の手に写しとる事が目的だったと言えます。
他の習い事ではどうかわかりませんが仕事になるかお金になるかよりもまずは自分の好きなものは何か?を追及する為にフラワーアレンジメントの教室に通い始めたような感じです。
フラワーアレンジメント教室の探し方
その当時は、まだインターネットなどの情報がなくて、ほとんどは花の専門誌などが窓口だったような気がします。花時間やベストフラワーアレンジメントなどが業界誌の中では有名ですが私は花時間をずっと購読していました。
花時間で連載で掲載されているフラワーアーティストの記事を頼りにその教室を探しました。花時間で海外アーティストの記事も多く取り上げられますがその中で興味を持ったアーティストに関係ある情報を探して教室を見つけたりしました。
だいたいは半年から一年ぐらいですがずっと通い続けて資格を取ったりするという感じではなく、それ以降も時々思いついたように教室にいくという感じです。
フラワーアレンジメント教室のコース内容、受講ペース
私が通っていたフラワーアレンジメントの教室は、高橋永順さんの花教室とかわべやすこさんのフラワースクールです。
高橋永順さんの教室は週一でした。まず、半年分の授業料と会費みたいなもので12万ぐらいだったと思います。それ以外に毎回花代は別で自分で選んだお花が実費になります。
かわべやすこさんの教室は一回一万円ぐらいです。会費も一万円だったと思います。花代は込みです。レッスンは、月一ですが個人レッスンも受けたことがあります。
高橋永順さんの教室では、テクニックや理論よりもフラワーアレンジメントに使う花選びのセンスを重要視されます。後は、先生独特の花の色彩感覚を実践で学ぶスタイルです。
かわべやすこさんの教室ではテクニックや理論を重視します。花の選び方は、カリキュラムにあわせてもう決まっています。どちらの教室にも言えますがレッスンのペースは、あくまでも個人のペースで行って下さいました。
フラワーアレンジメント教室に通って良かった点と教室の魅力
フラワーアレンジメントの教室に通って良かった点は、独学では出会えない何か?を実技で学べた事が良かったと思います。
高橋永順さんのフラワーアレンジメントのテクニックは感動的で、その花の色彩の妙だったりとかもちろん先生の本からも学べますが目の当たりにすることは貴重な経験だと思います。それほどテクニックにはこだわらない方ですが花選びには独特の選択眼があって一番影響を受けました。
かわべやすこさんは、英国のフラワーデザイナーと懇意の方なので特にポーラプライクについて教えて頂きたくて通いました。英国式のフラワーアレンジメントについてとても深く詳しく解説してくださるのでこれも独学では限界があると思います。
ポーラプライクの本の翻訳もされていて、とても仕事としてのフラワーアレンジメントに役立つテクニックを学べました。
フラワーアレンジメント教室で嫌だなと感じたこと
どんな先生にもクセの強さや人的に好き嫌いはあると思いますが、そういったことはほとんど気にならなかったといえます。自分の目的がはっきりしていて先生方との関わりもわきまえていたからではないかと思います。
あまり多くを期待せず先生の感性にふれること、テクニックを学びとることに専念することで自然とそれに見合ったサポートはしてくださったような気がします。お二人とも大変忙しい方なので海外などにもよく行かれているのでお会いするとやはり刺激を受ける事ができます。
どちらの先生方もどちらかというとフラワーアレンジメントを仕事にできるかというよりもお花によってもたらされる豊かなライフスタイルを提案されているような気がします。
フラワーアレンジメント教室に通わなくなった理由
辞めるというかずっと通い続ける事がなかなか難しくなるのは、そこにかけるお金の問題と後はもう仕事にできた実務経験があるのでそれほど通う意味がなくなった事だと思います。
でも、時々思いついたように教室に通うことも許してくださるし、これはこれで良かったと思います。人によっては、資格を取る事が目的だったり先生の熱狂的なファンだったりとかいろんな理由があって通い続ける方はいると思います。
やっぱり、お会いするととても魅力的な先生方なのでその時は盛り上がるし満足する時間が過ごせます。特に、フラワーアーティストの作品を間近に見たりその先生が最も降盛を極めていた頃はやっぱり楽しくて関東に住んでて本当に良かったと思いました。
フラワーアレンジメントの教室の先生という職業について思うこと
フラワーアレンジメントの先生になりたいという気持ちは全くありません。それを見つけるのもとても長い時間がかかりましたが私はどうも売り物になるフラワーアレンジメントを制作する商業デザイナーと相性が良かった気がします。
先生といっても大成されている先生ほどその難しさを伝えようとされます。すごく、家がお金持ちで人脈があったとしてもきてくれる生徒さんがひとりも来ないとかふつうです。
商売としての教室運営はとても難しいし、いろんな人がくるのでとても大変だそうです。その事については、どの先生方もよく言われていますが大手の会社が運営するフラワーアレンジメント教室ではそのへんは何も言わないのが特徴です。
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