私は、静岡市に住む33歳の会社員です。夫の母にフラワーアレンジメントのプレゼントを贈りたいという気持ちから、フラワーアレンジメントの教室に通うようになりました。その時の教室の体験をお伝えします。
フラワーアレンジメント教室に通うようになったきっかけ
フラワーアレンジメントに通うようになったきっかけは、夫の母にフラワーアレンジメントをプレゼントしたいと思ったからです。夫の母は、いつも優しく、嫁である私を本当の娘のように可愛がってくれます。
サプライズでプレゼントや旅行に連れて行ってくれる優しい母に何か私もプレゼントして喜んでもらいたいと考え、母の大好きなお花を使った物をプレゼントすることを思いつきました。
お花を使ったプレゼントと言っても、自己流で作るのは自信がなく、知識も経験もまるでなかったので、うまく作ることができないと思い、ちゃんとした先生から教えてもらいながらステキな物を作って贈りたいと思いました。
フラワーアレンジメントの教室で、普段、考えもつかないアレンジや花の使い方の工夫を教えてもらい、母に喜んでもらうだけでなく、自分自身にも素敵な何かを作りたいと考えるようになりました。
フラワーアレンジメント教室の探し方
フラワーアレンジメントは、ネットで検索したり、友人などからの直接の情報を頼りに探しました。最初はネットに載っているオシャレな教室に通おうかと思いましたが、人見知りな性格もあって緊張してしまいどうしようか悩んでいた折、知り合いの方から優しく穏やかな女性の方が開いている小さな教室を紹介してもらいました。
通う前から分からないこと、不安なことを何でも話すことができ、ここならしっかり相談にのってもらえたり、楽しく通うことが出来ると思い、通うことを決めました。
フラワーアレンジメント教室のコース内容、受講ペース
私が通っていたフラワーアレンジメントの教室は、フラワーしずこです。週1回のペースで月3~4回の教室でした。値段は、月1万円でした。毎回、持ち物はなく、必要なものは、全て用意されていました。
まず、完成イメージ作りから始めました。綺麗に仕上げるコツは最初が肝心と教えていただき、イメージが出来たら用意されている造花の中から決められた量を選びます。
イメージに足りないと感じ、造花を追加したい場合は別途料金が発生する形でしたが、私は追加はせず用意されていた物で作りました。ボックスの中に土台となるスポンジを形を整えて入れ、そこにワイヤーを付けた造花一本一本に高さを調整しながら挿す作業を繰り返し、最後にイメージと合っているか確認して完成。途中、何度かうまく挿して固定することができず、先生に指導していただきました。
フラワーアレンジメント教室に通って良かった点と教室の魅力
フラワーアレンジメントに通って良かったと思う点は二つあります。一つは、当初の目的であった夫の母にプレゼントして、喜んでもらえたことです。作ったフラワーボックスの色見やイメージは母が好きな雰囲気で仕上げ、プレゼント用として包装も先生からアドバイスをもらい仕上げました。
母にフラワーアレンジメントをプレゼントした時は、本当に心から嬉しそうに喜んでもらえて、自分が作った物で大切な人が喜んでくれたと言う実感に感動しました。
二つ目は、私自身が成長できたことです。用意されていた物を使用したとはいえ、自分から行動し、何かを作るということは、とても新鮮で、出来上がったときの達成感はとても嬉しかったです。
何かを決めてやり遂げる、それは簡単なようで難しいのだと、改めて人生の大切なことを学ぶことができたと感じています。
フラワーアレンジメント教室で嫌だなと感じたこと
先生の行動で辞めたいと感じたことはありませんでしたが、嫌だなと感じたことはありました。それは、ふとした時の決めつけるような言い方でした。とても穏やかで優しい先生でしたが、自分の価値観をしっかり持っている方で、それ故に、他の価値観や意見を素直に受け止めてくれない時もありました。
人がどんな色、形を好きかは千差万別だと思うのですが、私がプレゼントしたいと思った母の好みを伝えて作り方を学んでいる時、その色合いを好きなのか微妙、こっちの方が良いなど、否定から入る言い方は好きではありませんでした。
もちろんその道を歩んできた先生としての意見は有難くお聞きしたいと思いましたが、人の好きな色見を否定的に言うのは如何なものかと思いました。
フラワーアレンジメント教室に通わなくなった理由
フラワーアレンジメント教室は、ずっと続けたいと思いましたが、仕事が忙しく通う時間がなくなり、2ヶ月で辞めてしまいました。当初、母へのプレゼントのために通っていましたが、だんだん楽しくなってこれからも続けていきたい、造花以外の物でも何か作ってみたいと思うようになりました。
しかし、仕事がだんだん忙しくなり趣味に費やせる時間が少なくなり、その上家事もやるとなり、両立が難しくなってきてしまい、辞めたくないのに辞める形となってしまいました。
今思うと、仕事も家事ももっと落ち着いて両立できるよう工夫していれば良かったと思いますが、心に余裕がなくなり、好きなことから減らしていかなければと思い込んでしまいました。その先生がやっていた教室もすでに閉まってしまったことから、他の教室に通うことも悩んでしまい今に至っています。
フラワーアレンジメントの教室の先生という職業について思うこと
正直、フラワーアレンジメントの先生という職業には、憧れます。先生という職業は、苦労もあるでしょうが、それ以上に楽しく素晴らしい職業だと思うからです。
フラワーアレンジメントの先生という職業のイメージは、誰かへ楽しさと新しい道を教える素晴らしい職業だと思っています。さまざまな理由で集まる生徒の話に耳を傾け、時に教え導く先生という職業は、想像もつかない苦労があると思います。
それでも、自分のスキルを他者に与え、喜びを与えてくれる大切な存在だと私は思い尊敬しています。また、難しい職業だとも思います。人と人の接し方はとても複雑で難しいモノ、先生が良かれと思って伝えても、伝え方が合わないと誤解を招いてしまい、摩擦が生まれます。その折り合いをつけながら日々教えるという行為は、難しく、悩みも多き職業とも感じました。
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