私は、名古屋市名東区に住む56歳の主婦です。以前から花は、大好きで、子供が学校へ行くようになり、自分の時間が持てるようになったので、フラワーアレンジメントの教室へ通い始めたところわずか、8カ月でやめてしまったお話です。
フラワーアレンジメントの教室に通おうと思ったきっかけ
日ごろから、ガーデニングや植物園めぐり、ボタニカルアートを我流で楽しんでおり、常に花に触れていることが大変好きでした。また、いつか花に関する資格を取りたいとも考えていたので、子供二人が小学校に入学したこともあり、わずかに時間がとれるようになったことから、花に始終触れていられるフラワーアレンジメントに関心を持ち始めました。
また、精神的に辛いこともあったので、そういったネガティブな気持ちを払拭するためにも、何かに一心不乱になれるモノやコトを探していました。そんななか、我が家から近いところに、フラワーアレンジメントの教室があることを、ミニコミ誌で知ったことがきっかけです。月にかかる費用も基本コースなら、そこまで高額ではないと感じたことも理由の一つになります。
フラワーアレンジメント教室の探し方
インターネットや、朝刊に毎日入っているオリコミチラシや、近所のフラワーショップの経営者に聞いてみたり、電話帳や、ローカル新聞の広告コーナー、ミニコミ誌、などを丹念に調べることから始めました。
その中から、自分の希望に合いそうなコースを設定している、また、自分の手の届く月謝で教えてくれるところを選別し、片っ端から電話連絡をし、講師の話し方や、雰囲気を感じ取りながら、最終的にレッスンを受けたいと思うところを決定しました。
フラワーアレンジメント教室のコース内容、受講ペース
私が通っていたフラワーアレンジメントの教室は、アトリエミュゼです。約8カ月ほど続けて通いました。週単位、月単位ではなく、1回の講習で3500円の支払いというシステムでした。
大体、月に1度はレッスンを受講するという不文律はありましたが、時間があるときに、前日あるいは前々日くらいに予約依頼をお願いして空きがあれば、レッスンを受けることができました。
内容は、フラワーデザイン3級というコースで、すべてで16回の講習を受けるというシステムです。最初はブートニアから始まり、形を変えていきながら、ノーズゲイ、タジマジ、トライアンギュラー、スクエアー、木の実・ドライのコーサージュ、クリスマス・ツリー、クリスマス・リース、クレセント、ヘアドウ、フラワーバレッタetcを制作しました。
1回の講習は、2時間ほどで終了するようになっていきました。最後に学科があります。これを覚えていけば、基礎的なフラワーアレンジはほとんど制作できるというコースです。
フラワーアレンジメント教室に通って良かった点と教室の魅力
フラワーアレンジメントの教室はいつも、さまざまな花がいっぱいで、レッスン日ごとに違うアロマオイルの香りがして、とても気持ちが安らぎました。
多くの花の種類をおぼえたり、色の合わせ方やグリーン(リーフ)の取り入れ方などの勉強にもなり、オアシスのカット、花の水揚げの仕方も一から教えていただき、家庭で花を生ける時にも参考になる知識を得ることができました。
フローラルテープの扱い方も練習回数が増えていくたびに上達していきますし、この花は、どのラインに使ったらよいかという知識もアレンジメント制作のうえでとても役にたっています。
簡単なブーケやブートニアならば、現在でも作ることができるので、家族や友人にプレゼントとしても喜ばれ、逆に制作を依頼されることもあり、とても励みになります。
フラワーアレンジメント教室で嫌だなと感じたこと
私が通っていたフラワーアレンジメントの教室には、2人の講師がいらっしゃいました。この教室は、姉妹で営まれており、一方の妹さんである先生は、性格的にも、非常にフレンドリーで明るく親しみが持てました。
姉にあたる先生の方は、なぜか、自分にはほぼ、目も合わせてもくれず、世間話的な話しかけもありませんでした。
ある時のレッスン後、燃えるゴミ(花を包んでいた新聞紙やフラワーテープ)と燃えにくいゴミ(濡れた植物類)とワイヤー類とをきちんと分別して捨てたつもりだったのですが、「分別が違っているからこれからはきちんとやってください。それから、しおれかかったお花も捨てているようだけど、お花はきちんと水あげしてあげれば、また咲きますよ!」と冷たく怒ったような調子で言われたときは、教室にいた他の生徒さんまでもびっくりされ、一瞬空気が凍ったようになりとても嫌な感じだなと思いました。
フラワーアレンジメント教室に継続して通うわなくなった理由
下の娘の体が弱く、なかなかレッスンに行く時間がとれなくなってしまったことと、私自身の体もあまり丈夫でないことから、半年もするとほとんど受講時間がとれなくなりました。
また、講師も他の生徒さんには積極的に話しかけたり笑いかけたりされますが、自分には無表情で必要事項の範囲でしか話されない態度にも次第にストレスがたまってきました。
一度、クリスマス近くであったので、丁度リース制作のレッスンだったので、予約をしたのですが、12月の下旬ということもあったのか、受講生は自分一人しかおらず、講師がとても不機嫌な調子で授業を行ってくれました。
疲れているのかさかんにあくびもしており、子供を保育園で預かってもらって来たのよということを強調されたので、自分は招かれざる生徒なのだと悟り、教室を辞めさせてもらいました。
フラワーアレンジメントの教室の先生という職業について思うこと
フラワーアレンジメントの先生にはなりたいとは思いません。花というものは見ている分には、とても楽しく、やさしく、美しく、みずみずしく人間の気持ちを癒してはくれますが、花の一番美しい状態を長く保つための努力は並大抵のものではないことがよく分かりました。
花に良い状態をキープしている環境は人間にとってはちっとも快適なものではありません。また、先生も人間であり、気にいらない生徒や好みの生徒があると思います。それを表に出してしまう気質ではとても務まらないともいえます。
自分自身もよくない行いや態度があったのかはわかりませんが、その時の感情をずっと引きずって教え続けるのはとても根気がいるストレスフルな仕事なのではないかと感じます。
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